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[1/5/1/1/4/1/3] カメラをブラックホールと反対方向に向けた場合(その3)


その1、その2の映像では満足できなかったので、ロケット4台をブラックホールの回りに周回させ、かつ時計を静止させておいて、カメラを徐々に(制動を掛けながら)ブラックホールに落下して行く映像を作ってみました。
 ブラックホールの重力半径 r を地球の半径と同じとします。よって、その1、その2よりも相当に小さなブラックホールです。これによって時計の針の歪みが小さくなります。カメラの半径方向の位置は r(1+3*exp(-0.1*t) になるようにゆっくりと事象の地平面へ落下させていきます。ここに t は時間座標の値です(カメラの固有時ではありません)。時計は 5r に静止させ、4台のロケットは 4.7r の半径を 8秒周期で周回します(よって、非相対論的には2秒毎にカメラの正面をロケットが通過する計算になります)。カメラがブラックホールに落下していくに従い、カメラの時間はゆっくり進むようになるため、逆に外の世界の時間は早く進み(静止している時計の針の進み方がカメラの時計の針の進み方よりも速くなり)、周回するロケットの周回周期がだんだん短くなっていくように見えます。
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