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[1/5/1/1/4/1/1] カメラをブラックホールと反対方向に向けた場合(その1)


ブラックホールホールとは逆の方向にカメラを向けたときの映像です。被写体等の位置関係は、ブラックホール、事象の地平面、カメラ(逆噴射ロケット付き)、静止するロケット(単なる被写体です)、銀河がほぼ一直線に並んでいるとします。半径座標値でいうと、r=0にブラックホール、r=1に事象の地平面、r=4にカメラ、r=5に静止するロケット、r=50に銀河です(r=50の銀河は近すぎるかも?)。カメラはロケット、銀河を見ながら、ゆっくりと落下していきます。
 ロケット、銀河からの光線は加速(?)しながらカメラに入るため、青方偏移が起きます。またカメラがブラックホールに近づくにつれて光線は湾曲するため、次第に視野が前方に狭まります。最終的に、視野は前方に円形に見える範囲になり、その外側(の灰色の部分)はブラックホールの事象の地平面です。まさに穴に落ちる映像になります。なお、映像の最終局面において、細く青い光の輪が見えますが、それは銀河からの光線がブラックホールの回りを1周したものです。
 映像化した範囲は、カメラが事象の地平面に落ちる直前(数値計算が破綻する直前)までです。
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